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銀行の ATM に静脈認証が広く利用されるようになったことで、日常の生活でも生体認証が当たり前のようになってきています。生体認証の技術には、指紋認証、静脈認証、声紋認証、虹彩認証、顔認証などがあります。指紋認証は、システムが簡単で導入が容易、コストが安いと言った特徴により、このような生体認証のシステムの半数以上で使われています。
企業のコンピュータ・システムでは、顧客情報や機密情報など重要な情報にアクセスする際にこれまで本人確認としてIDとパスワードを用いてきましたが、ユーザーがIDとパスワードのメモを忘れてしまわないように身近なところに用意したり、パスワードを忘れてしまい認証システムの意味を成さなくなってしまう問題が発生していました。このような人為的なセキュリティの脆弱性は、指紋認証を導入することで解消されます。
また、セキュリティの観点だけでなく利便性の向上にも指紋認証が一役買っています。家のドアやビルの入退室には鍵が使われていますが、指紋認証を用いることで鍵を持ち歩く必要がなくなり、鍵を忘れたり、鍵の紛失で困るようなことがなくなります。同様に、会員カードとして磁気カード、ICカードなどを用いて顧客の本人確認をするようなシステムでもそれらのカードを指紋認証による本人確認に置き換えることで、複数のカードを持たずに済むようになります。
このようにセキュリティと利便性を向上させる為に指紋認証が導入されてきています。単純な鍵やID、パスワードの置き換えだけでなく、その利用場面もどんどん広がっていますので、それに伴い市場も大きく拡大しています。
指紋認証の利用場面例
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C55x DSPを用いた指紋認証装置の構成例を示します。この構成では、装置の全体制御と指紋認証の処理をC55x DSPワンチップで実現します。また、TMS320VC5506/07/09Aは、USBインターフェースを内蔵しておりますので、指紋認証機能を持ったパソコンに接続する機器を構成するような場合にも、外付けのUSBコントローラICを使用する必要がありません。
上記のように指紋認証装置は非常にシンプルにシステムを構成することができますが、センサーのコントロールや認証アルゴリズムそのものに技術の蓄積や経験が必要となります。お客様が指紋認証装置を開発するにあたっては、以下のサードパーティー・ソリューションをご参照ください。
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[執筆協力]
佐鳥電機株式会社
Shimon Systems, Inc.